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![]() ○ アリバダって何? ○ 産卵 |
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アリバダ、ウミガメの一種、ヒメウミガメの大産卵現象。オスチオナル、コスタリカ。 |
○ いつ起こるの? アリバダは、年に10回程度。下弦の月に合わせて起こります(→カレンダー)。 雨季を中心に起こります。 コスタ・リカの雨季は5月から11月で、雨季真っ盛りの9月から11月は特に大規模なアリバダが起こります。 乾期の1月から5月にも起こることはありますが、規模も小規模で期間も1,2日と短いものです。 それでも、数百頭から千頭は上陸してきますが... また、この時期はコスタ・リカ太平洋岸で赤潮が起こりやすくアリバダにも影響してきます。 アリバダは2日から4日続くのが普通ですが、長いときには10日以上も続くことがあります。 たまに、上限の月にアリバダが起こることがあります。 なぜか? ウミガメに聞いてください (^_^;) |
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○ どこで起こるの? 世界でわずか8ヶ所の海岸でしか確認されていません。
コスタ・リカでは、オスティオナルのほかにナンシテ (Nancite) という海岸の2つでアリバダが起こります。 オスチオナルでは、オスチオナル海岸と隣のノサラ海岸の7kmでアリバダが起こります。 その7kmの海岸線はオスティオナル野生生物保護区(一部)として指定されています。 ナンシテ海岸は、コスタ・リカの北西部にあるサンタロサ国立公園の中にあります。 オスティオナルで起こるアリバダは最も規模が大きいと言われています。 |
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ウミガメの上陸はオスショナルの海岸全体で起こります。 アリバダでない普通の日でも毎晩1頭、2頭は産卵のため上陸をしてきます。 しかし、アリバダは7kmのプラジャのうち、わずか900mの主産卵地(注)で集中して起こります。
不思議です。 小規模なアリバダの時は主産卵地でだけ集中してウミガメの上陸が見られ、大規模なアリバダでも、特に主産卵地に多くのウミガメが上陸してきます。 時には足の踏み場がないほどに、時には歩く余地がないほどに、時にはぶつかってくるほどに、たくさんのウミガメが砂浜にいます。 主産卵地はオスティオナルの村から歩いて5分ほどのところです。 (注):アリバダの時、オスティオナルの海岸で最も集中してヒメウミガメの上陸・産卵が行なわれる地域を、スペイン語では、"Playa Principal de Anidamiento"、英語では"Main Nesting Beach"と呼びます。 日本語ではまだはっきりとした訳語はないようです。 直訳すると、「主営巣海浜」となりますが、冗長ですし雰囲気が変わって感じられたので、その特長を捉えて「主産卵地」と意訳しました。 |
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○ なぜ、起こるの? これこそ、ウミガメに聞いてみたい質問です。 なぜ、世界で8箇所でしか起こらないのでしょう? なぜ、コスタ・リカのオスティオナル、それも900mほどの主産卵地で集中して上陸してくるのでしょう? いろいろな仮説が立てられています。 コスタ・リカの沖を流れる海流に一因があるという説。 オスティオナル海岸の南にあるノサラ川からの栄養分がアリバダで集まってきたウミガメの餌を豊富にしているという説。 アリバダが起こる海浜には、ちょっと台地のようになった砂浜があるのが共通した特長です。 大事なのは、オスティオナルが大きな市街地から離れており観光地化されていないので静かであることと、光の害が少ないこと、きれいな海岸が守られていることでしょう。 |
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△ アリバダって何? ▽ 産卵 |
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