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![]() ○ いつ起こるの? ○ コミュニティの活動 ○ 仔ガメの回帰 |
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アリバダ、ウミガメの一種、ヒメウミガメの大産卵現象。オスチオナル、コスタリカ。 |
○ 産卵 ウミガメは上陸すると、産卵をする場所を探します。 何か危険を感じると産卵をせずにそのまま海に戻ってしまいます。 穴を掘っているときに人間が近づくと嫌がって穴を掘るのを中止して海に帰っていくことも多くあります。 一旦、穴を掘っても、砂が乾いていると穴を掘っても崩れてくるので別のところへ移動します。 アリバダの時もあまり変わりません。 特に上陸してくるときは神経質となっています。 上陸してくる時に進路を横切ると回れ右をして海に戻って行くことがよくあります。 ちょっと難しいかもしれませんが、なるべく目の前は横切らないようにする必要があります。 |
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プラジャのどこで産卵をするのでしょうか? 必ずしも、海から遠いところを目指すわけではないようです。 ちょっと坂になっているプラジャを登れずに満潮になると波をかぶる場所で産卵をする奴、大きな流木にぶつかって乗り越えられずにその脇で産卵をしている奴ら。かと思うと、奥へ奥へと進み人の家の庭先で産卵をする奴。
これも個性というのでしょうか。 いろいろなウミガメがいます。 産卵する場所を決めるとまず、前ヒレ、後ヒレを大きく使って、身体が隠れる穴を掘ります。 次に、産卵のための穴を、後ヒレを使って器用に砂をすくいだします。 卵を産むための穴を産卵巣(スペイン語では“ニド”)といいます。 ヒメウミガメのニドの深さは約40cmほどです。 器用にツボ状のニドを掘ります。 中には,穴を掘るのが間に合わず、穴が浅くても産卵をはじめてしまうウミガメもいます。 一旦、産卵を始めるとすぐには止まりません。 一回の産卵で産む卵は100個前後ですが60〜120個と幅があります。 しかし、すぐには産卵が止まらないからといって、安心して産卵中のウミガメの周りで話をしていたら、40個も産んでいないのに産卵が終わって、さっさと海に帰られてしまったこともありました。 お産の間は静かにしましょう。 |
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![]() お願い: 上の産卵中の写真から分かるように産卵巣は砂と体でしっかりと塞がれています。 右の写真は紹介のために少し掘って産卵中のシーンを撮影しました(*)。 よくウミガメの紹介で載っている写真ですね。 しかし、アリバダは日中まで続くことがあります。 日中に産卵巣を露わにすると、すぐに周り中にいるハエが飛び込んで産卵中のウミガメの卵に卵を産みつけます。 これだけで、この産卵巣が全滅するかもしれません。 あなたの好奇心のために100個の卵が全て死んでしまうかもしれません。 けっして産卵巣を掘って開けないでください。 (*)右上の卵の写真は、孵化の可能性が薄い、乾季の、高潮線よりも低い場所で産卵していたものを撮影させてもらいました。 |
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産卵が済むと、後ヒレを使ってニドを埋めます。
![]() ![]() ズンズンッという音があたりに響きます。 何となく、ラテンのリズムが聞こえてきそうなバイレ(ダンス)です。 |
ニドの上でのバイレが終わるとニドの場所を隠します。
前ヒレ、後ヒレを大きく使って産卵巣の場所をカモフラージュしていきます。 徐々に位置を変えてカモフラージュしていくので、意外と分かりにくくなります。 カモフラージュも終わりかけています。産卵巣はどこでしょう?→ |
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産卵が終わり、産卵巣を隠し終わるとウミガメは海に戻って行きます。 産卵で体力を使ってしまったので、少し進んでは休み、少し進んでは休んで這っていきます。 日中の産卵で力を使い果たし、海まで戻ることが出来ないウミガメもいます。 ちょっとした砂の盛りあがりを乗り越えられずじたばたしている奴もいます。 波打ち際では、大波にのまれて引っくり返ってしまい、もとに戻れずじたばたしている奴もいます。 そういう時は少しだけ手を貸してあげてください。 |
![]() アリバダ、ウミガメの一種、ヒメウミガメの大産卵現象。オスチオナル、コスタリカ。 |
△ いつ起こるの? ▽ コミュニティの活動 ▽ 仔ガメの回帰 |
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